Wild Orange Official Blog

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NYC、最後の夜に見たのは「An American in Paris」。
「巴里のアメリカ人」というタイトルの映画がありますが、その舞台版です。

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もともとジーン・ケリーの大ファンなので、
この作品がミュージカル化されたと聞いた時から大興奮。
ちょうどプレビューが始まったばかり、のタイミングでチケットを買うことができ、
舞台が広く見渡せるバルコニー席から観覧しました。

映画の中での振り付けもとても素敵ですが、このミュージカルは美しかった!!
そして音楽は鉄板のガーシュウィン!!
ミュージカル作品の中でも、特にセリフが少なく、どちらかというと全編ダンスで魅せる感じ。
主役を務めた二人がため息が出るほど素晴らしくて、
最後のクライマックスでは瞬きするのが惜しいほどでした。
これはトニー賞での評判も高く、私も何かしら受賞してほしいと思う作品です。

オシャレとはこのことよ!という舞台を堪能した後は、
最終日だし!ということで、極寒覚悟でエンパイア・ステート・ビルへ。
実はこのビル、深夜2時までOPENしており、深夜の観光にはぴったり。
前回渡米した際、チケットを買ってエレベーター乗るところまでは行ったものの、
あえなく時間切れでそのまま帰ってきた苦い思い出がある所なだけに、
リベンジで頂上まで行けたのはうれしかったです。

さすがに3月、空風吹きすさぶ真夜中なのでお客さんは少なかったですが、
澄んだ空気に助けられて夜景は最高。
中と外を行ったり来たりと忙しなかったですが、とてもいい思い出ができました。

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「ヘドウィグ・アンド・ザ・アングリー・インチ」、「王様と私」のほかに、NYCで見たのはこちら。
「Nevermore」
「Queen of the Night」
「Beautiful -Carol King Musical-」
「American in Paris」
「50 Shades! the Musical」

・・・これに「ヘドウィグ」と「王様」で、合計7本!

この中でも、「Queen of the Night」は、普通の舞台作品からは少し毛色の違う、
観客参加型・ディナーパーティー形式のショー。
「これは行ったほうがいいよ!」と噂には聞いていたものの、
予想をはるかに超えるサプライズ・演出・食事のおいしさ(これ特筆!)・異色の世界 にドーパミンマックス。
目の前で行われるサーカスに、入店の時から始まるパフォーマンス、
イチイチ凝っているセットや調度品のひとつひとつにテンションは上がるばかり。

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食事の様子。
まるでバイキングになったかのような気分で、この豪快な肉にかぶりつきます。
だいたいこういうショーで出る食事ってザンネンなものが多いけど、
さすがホテルが会場なだけあり、ここは食事だけでもめちゃおいしい!
この料理が出て、ワインもガブガブ飲めて、それでこのショーが見れて140ドルはお得だわ。。。



入場後、開演までの間、お客さんはそれぞれランダムに演者からピックアップされ、
「あっちに行け」「こっちに来い」「何をしろ」という指示を受けるのですが、
私が受けた指令は、「バーからシャンパンボトルを盗んで来い」。

「えぇ!」と一瞬躊躇するものの、
すでにQueenとの異世界ムードに入っている私は意を決してバーカウンターへ。
レジ裏に隠されていたボトルをこっそり頂戴し、ジャケットの下に隠して元いた場所に撤収。
「やった!盗めたよ!」と、指示を下した演者の一人に言ったら、
「よし、そしたらそれを10分以内に飲み干せ」という次の指示を受け、これももちろん忠実に実行。
結果、ただのヘベレケになった状態で、Queenとの一夜を楽しんだのでした。
ちっ、あいつらよくわかってるぜ(笑)

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こんなショーが、手を伸ばせば届く距離で繰り広げられます。
NYCへ行かれる際はぜひ!
いまは季節限定、ルーフトップガーデン(ブランチ的な)も開かれているそうな。
うーん、行きたい・・・。

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すでにNYCも夏のようですが、渡米した3月のセントラルパークはまだこんな感じ。
スノーブーツでザクザク歩けて楽しい!と感じるのも最初の15分程度。
あとはただひたすら寒さとの闘いでした。

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だけどやっぱり楽しいNYC.
テイラー・スウィフトも歓迎しています。

ご無沙汰しております。
春が一瞬で過ぎ去って、もう夏ですね。
寒いのより断然暑いほうが好きなのでウキウキする一方、
やはり暑さでグッタリするのは避けきれず・・・。
今年もアイスとビールに頼る夏になりそうです。

少し前の話になりますが、ニューヨークに出張に行ってきました。
出張の主な理由はブロードウェイ観劇。
昼夜連日観劇三昧なので、時差ボケとの熾烈な戦いが毎度チャレンジングですが、いやぁ、うれしい出張です(笑)

「これはマストだ!」と狙って行ったのが、
ジョン・キャメロン・ミッチェルが主演を務めていた「ヘドウィグ・アンド・ザ・アングリー・インチ」と、
先日トニー賞主演男優賞ノミネートが発表された、渡辺謙さん主演の「王様と私」。
ジョン・キャメロンも、トニー賞での特別賞が発表されましたね。
51歳であのステージはすごい!!と、見に行った我々も感涙。
特にこの「ヘドウィグ~」は、もう何年も付き合っている作品なので、まさかオリジナル・キャストのジョン・キャメロンがヘドウィグで、それをブロードウェイで見れるなんて、奇跡そのもの!
終わった後は楽屋で挨拶もさせて頂き、お土産にサイン入りSugar Daddy Candyもいただきました。
えぇ、ただのファンですね(笑)
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ベラスコ・シアターの前で。
現在のヘドウィグは、「Glee」でおなじみのダレン・クリス。
7月後半からは、なんとテイ・ディグスがヘドウィグを演じます。
これは楽しみ!!!
あぁ、また見に行きたい・・・。


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おみやげのJCMサイン入りSugar Daddy Candy.
出待ちをしてくれるファンに配っているそうです。
アメリカの友人に見せたら、「Sugar Daddy!懐かしい!」とのこと。
駄菓子的な感覚みたいです。


先ほど、ジョン・キャメロン・ミッチェルが51歳でヘドウィグなんてすごい!と書きましたが、
実はそれより年配で初・ブロードウェイ、初・英語劇、初・ミュージカルに挑戦されたのが、渡辺謙さん。
御年55歳。
もうなんか、軽々しくすごいとか言うのすら、失礼な気さえしますね・・・。
光栄なことに、プレビューの初日、つまり謙さんにとってホントのホントの初舞台、を見ることができました。

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劇場はNYCの中でも権威中の権威、リンカーン・センター。
夜がまたキレイなんだ、コリャ。

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「The King and I」のネオンも素敵!

プレビュー公演とは、本公演の前に役者・スタッフともども"練習"でやる公演のこと。
(もちろんちゃんとチケット代はかかるので、真剣な練習、です)
とくにプレビューの第一回目は、お客さんを入れて演じる初めての公演なので、
役者さんのみならず、スタッフさんにとっても初めての連続。
もちろん中には「ありゃ、大道具がうまく動かない」とか、「役者の立ち位置が・・・?」みたいなこともありますが、
お客さんもそれで「なんだよコレ!」となるわけではなく、「プレビューだし、がんばれ!」という気概でいく、ということです。

厳しい批評で知られるNYCですが、業界内では「プレビュー公演の批評はしちゃダメ」という暗黙の了解があり、
この時は新聞やWEBも"批評"はしません。
でももちろん、"あれがもっとこうだったら・・・"、や"○○がイマイチ"などの評判はイヤでも立ちます。
その評判、批評、意見を制作側は目いっぱい参考にし、
本公演にむけて作品をさらにブラッシュアップさせていくのです。
特に舞台は、稽古でやるのと、お客さんを入れてやるのとで、びっくりするぐらい作品が変わるんですよね。

しかし「The King and I」、プレビュー公演第一回でも素晴らしかった!!!
舞台装置から歌、衣装、そして何より謙さんをはじめとする役者さんが、もう最高でした。
「これが本場だよなぁ・・・」と、二階席で羨望のため息をつきながら堪能させて頂きました。
きっと、私が見たプレビュー公演と、現在公演中の本公演は、また全然違うものになっているのでしょう。
ぜひもう一度見たい作品です。

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上記の二作品以外にも、あと4本・・・?ぐらい見たのですが、その話はまた次回。

自由時間を使って、どうしても食べたかったフローズン・スモアを売るお店に行ってきました。
日本上陸でも話題ですよね。
マシュマロの中にアイスが入ってて、その周りをバーナーで焼いたお菓子です。
喜び勇んでかぶりついたものの、
想像以上のデカさに、想像以上の甘さで(てかコレ砂糖の塊やんか!)、
一緒に行ってくれたアメリカの友人に、一口かじっただけで全部押し付けてしまいました・・・(笑)
うーん、アメリカ人の味覚はまだ謎だなぁ。。。
 

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