Wild Orange Official Blog

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2014年11月

役者さんにとって、原作がある映画に配役が決まり出演するのは、かなりプレッシャーを感じることだと思います。
とはいえ、最近は原作が無い、完全オリジナルの作品が映像化されるのはとても稀。
いくら「原作と映画は違いますから」と言っても、とくにその原作に熱狂的なファンがついていればなおさら、イヤでも評判が気になってしまうのは当たり前だと思います。
映画を見ている側としても、「○○のキャラクターはあなたじゃない!」と感じたことがあるのは、私だけじゃないでしょう。
その逆で、「そう、○○はまさしくアナタです!」と、ドンピシャリの配役が決まった時も、楽しいですよね。
作る側にとっても、見る側にとっても、原作の映像化というのは、色んな意味でドキドキです。

海外で大人気の小説、「Fifty Shades of Grey」ってご存知ですか?
来年のバレンタインデーに、全世界同時で映画版も公開される作品です。

メディアでもたくさん取り上げられているのでご存知の方も多いかと思うのですが、
もとはイギリスの主婦が、こちらも世界を席巻したバンパイア・ラブストーリーの「トワイライト」シリーズに触発され、
主人公エドワードを主人公に想定しながら書いたファンフィクション。
つまり、日本で言うところの同人誌。
その小説が爆発的な人気を得、大手出版社も獲得し、ついには映画にまで発展したという、驚くような作品です。
シリーズ3作にわたって、大富豪グレイと、ウブで奥手な主人公アナの恋愛模様が描かれています。

「トワイライト」シリーズと同様、熱狂的な原作ファンを持つ「フィフティ~」は、映画版のキャスティングも超難航。
 特に、グレイ役には「どの俳優がいい」というファン同士の白熱トークがネット上でやり取りされ、
一度はグレイ役にチャーリー・ハナムが決定したものの、
ファンから大ブーイングを食らってしまい、キャスティングが振出しに戻るという異例の事態を巻き起こしました。
(制作側のご苦労たるや、想像を絶しますな。。。)
ハナムの後任としてグレイ役に決まったのは、当時ほぼ無名だったジェイミー・ドーソン。
アナ役も決まり、無事来年2月、公開される運びとなりました。

実はわたし、この原作は未読で、熱狂的ファンでもなんでもないのですが、
先日、"原作の熱狂的なファンが初めて映画予告編を見た時のリアクションを撮ってみた"という動画を見たんです。




英語がわからなくても、彼女がいかに映像に狂喜乱舞しているのか、お分かりいただけると思います(笑)
すでにプレビュー数は40万を超えている人気動画ですが、
映画制作側からしてみれば、理想的なファンですよね。
興奮冷めやらず、連続で予告編見て、初見とほぼ同じリアクションしてますし(笑)
「手!手!目!目!オーマイガー!」って(笑)

初めて見たときは、彼女の超オーバーリアクションにただ爆笑したんですが、
なんかこの純粋な「すごい!完璧!映画がめっちゃ楽しみ!!」という感じ、
まるで学生時代の自分じゃないか!と我に返ったのです。
この純粋な気持ち、忘れちゃいけないよなぁ、と(笑)
最近、小説から映画になった作品で、ここまで一喜一憂したのってなんかあったかな?と、ふと思ったのでした。


Working at Culver Studios is pretty fan-tast-ick. For one, there's so much history involved with this studio lot. Did you know that many of Hollywood's Golden Age movies were filmed here? And although the actual studio went through different names, the history, prestige, and charm of it Remains.

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Of course, I HAD to Get my own photo here ... but not a Selfie. (^_^)  Looking forward to Making Movie Memories of Our own here! 


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"Uzumasa Limelight" - the feature film about an aging kirareyaku (drop-dead actor) and his time as it fades to give way to a new generation of actors. Played poignantly by Seizo Fukumoto, the character's strength, fragility, and realizations are beautifully blended to contrast well against Chihiro Yamamoto's character of vitality, youth, and optimism.

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The premiere was held at the Samuel Goldwyn Theater. After the screening, the after-party was a hit with sparkling sake, hors d'oeuvres, and a giant Buddha walking around for photo opps.

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"Uzumasa Limelight" directed by Ken Ochiai comes out Dec. 5 as the official US release date. Check it out!

 Uzumasa-NewKeyart

今年のはじめ、東宝さんの作品『ジョーカー・ゲーム』の撮影で、
1か月ほどシンガポール&インドネシアに滞在していました。

『サイタマノラッパー』シリーズの鬼才 入江悠監督、
亀梨和也さん、深田恭子さん、伊勢谷友介さん出演のスパイアクション映画『ジョーカー・ゲーム』。
つい先日、こちらの新予告編が公開されたのですが、
本作の海外キャスティングを担当させて頂いていたんです。

延べ30人ほどの外国人キャストをキャスティングさせて頂いたんですが、
実は私として、一作品まるっとキャスティングを担当させて頂いたのはこれが初めて。
始める前、橘から「キャスティングやると、問答無用でその作品がかわいくて仕方なくなるよ」と言われていたのですが、
実際にその通り!
誠に感慨深い、大切な作品となりました。
予告編ですら、涙なくして見れないぐらいです。
だって大変だったもんなぁ・・・。

亀梨さんが英語セリフを見事にこなし、
深田さんが果敢にアクションに挑んだ挑戦作。
文字通り、汗水たらして完成となった作品、来年1月31日公開です。
ぜひ劇場でご覧ください!

 

先日、弊社のロサンゼルス・ブランチが出来まして、
その開設&新スタッフご挨拶にLAに行ってまいりました。
別件でニューヨークに居たので、極寒のNYCから常夏のLAに行けたことだけでもう幸せ度100%。
11月初旬に最低気温3度って何事だ!ふざけるな!とぷりぷりしていたら、
現在コロンビア大学に留学している元級友から「NYCの緯度は北海道とほぼ同じ」と言われ、
「ならば仕方あるまいな・・・」とやっと納得しました。
とはいえ納得したところで寒さが和らぐわけでもナシ。
マフラーやジャケットは持っていきましたが、急いで手袋を買い求めたのでした。

ところ変わってLA。(ちなみにLAの緯度は日本の下関~徳島あたり)
太陽だよ!半袖だよ!みんなハーパンだよ!
開放的ですね~。
そんな開放的な雰囲気に流されてか(?)、弊社の新オフィスもこじゃれたエリアにありました!
LAのちょっと郊外、カルバーシティというエリアにある、その名もCulver Studioの中!
そう、撮影スタジオの中にあるバンガローの一つを、ほかの会社さんとシェアさせて頂いているのです。

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なんだこのアガる建物は!と浮かれポンチの私はウキウキ。
しかも撮影スタジオの中にあるので、いつもどこかで何かしらの撮影が行われています。
私の訪問した日も、海軍モノらしいテレビドラマの撮影が行われていまして、
横の中庭で、クルーや役者がそろってケータリングをモグモグしてました。

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このカルバースタジオ、とても歴史のあるスタジオの一つで、
あの名作『風と共に去りぬ』が撮影された場所でもあるのです。
広大なタラの丘や、めちゃ豪華な南部風マンションが印象に残る『風と共に去りぬ』ですが、
実はあの作品、何から何までスタジオで撮影された作品。
舞台となった南部でのロケはついぞ無かったんですね。
何を明かそう、『風と共に去りぬ』は、私の中の「オールタイムベスト」の一本で、
この映画が好きすぎて、昨年夏に作品の舞台となった深南部を横断したぐらいの『風と共に去りぬ』&ディープサウス・バカです。
なので、『風と共に~』の撮影場所と聞いて、私のテンションが上がらないワケがない!!
しかも、弊社のバンガローは脚本家&弁護士たちがオフィスとして使っているメイン・ビルディングの脇にあるので、
ちょいちょい有名クリエイターたちと遭遇することもあるのだとか。
オフィスシェアしている方は、「この前メル・ブルックス監督に会った」と言ってたし!
なんてこと!
よし、仕事がんばろう!LA出張の機会を増やすんだ!

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写真は弁護士・脚本家がオフィスを構えるメイン・ビルディング。
この中庭で優雅にアイスティーでもすすりながら脚本でも読みたい・・・ところですが、直射日光が暑すぎて実際はそれどころじゃない。

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