すみません、ご無沙汰しておりました。
実は今年、数えで33歳になる本厄女で、その厄が新年早々、どんどん降りかかっている感じです。
「あぁ、厄おそるべし」と身をもって体感しており、その厄処理(後処理)に追われています。
今週末、川崎大師に厄除けに行くので、それで何か変われば・・・。
まぁ、変わったら変わったで、「それまでに起こったネガティブなことは全部私のせいだった」というのが証明されてしまうので、それもそれで困りものですが。
私の厄の話なんてどうでもよくて、先日、第87回アカデミー賞ノミネートが発表されましたね!
作品賞部門で下馬評が高いのは、リチャード・リンクレイター監督の渾身の作品『6才のボクが、大人になるまで。』。
足掛け12年に及ぶ撮影、400人以上にわたるキャスト・スタッフとのコラボレーションで作り上げたヒューマンドラマは、
たぶんこれまでも多くの監督や脚本家がやりたかった企画を、見事に一本の作品に仕上げた力作。
「12年間、おんなじ役者を使って毎年撮影してたの・・・!?」と聞くと、
その労力に眩暈すら感じますが、力を入れているところなんて見せずに、サラリと画面にまとめているのも、リンクレイター監督らしくて素敵です。
まだ日本公開前、私も飛行機内で見たのですが、この映画、特に機内で見るのをオススメします。
上映時間約3時間と長いので、見終わったときには「あれ、もうこんなに経ってる!」と感じます(笑)
日本では『バベル』の監督としても有名なアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の最新作、『バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡)』も気になります。
いったいどういう映画で、何が待ち受けているのか?
味のあるキャスト陣も豪華で、青春映画から大きくなったエマ・ストーンが助演女優賞にノミネートされているのも、うれしいです。
鬼のドラム教師を演じるJ・K・シモンズの怪演が話題の『セッション』も期待大。
予告編からも、そのほとばしる狂気や熱といったものが伝わってきますよね。
大好きな映画の脇役には必ずJ.K.シモンズあり、というぐらいだったので、
ついにちゃんと評価される場がきたことに、一ファンとしてエールを贈っています。
そして忘れてはいけないのが『Selma(原題)』。
セルマとは、マーチン・ルーサー・キング牧師が、ワシントンまでの行進を始めたスタート地点の街の名前。
"血の日曜日"と呼ばれている流血事件が起こった場所で、
この事件をきっかけに、自由と平等を訴えるマーチ(行進)が始まり、公民権運動をプッシュすることとなりました。
作品賞にはノミネートされましたが、そのほかの監督&俳優部門では一切名前が挙がらなかった『Selma』。
去年は『それでも夜は明ける』が作品賞となり、助演のルピタ・ニョンゴが助演女優賞を獲得し、
他部門でも俳優、スタッフたちが評価されましたが、今年は『Selma』チームが作品賞以外、ひとつもノミネートされていないことに、
「アカデミー賞はやはり排他的」という意見も聞こえています。
"Divercity"(多様性)という言葉が大きく謳われ、とても大切にされているアメリカ。
人種に加えて性別も差別がないようにしていこうと訴えていますが、
『Selma』のエバ・デュバーネイ女性監督も、
『Unbloken(原題)』のアンジェリーナ・ジョリーも、ノミネート対象とはなりませんでした。
2012年のロサンゼルス・タイムス紙によれば、
アカデミー賞会員の実に95%が白人、77%が男性、50歳以下の会員は全体のわずか14%だそうです。
(Variety誌より)
ただし、排他的とみられているアカデミー賞も、今年の司会はゲイを公言しているニール・パトリック・ハリス。
(去年がエレン・デジュネレスだったと考えると、特筆すべきことでもないんですけど)
ノミネート作品・候補者の多様性が残念ながらあまり広がらなかった今年、
ここだけでも風通し良くあってほしいと思います。
ニール・パトリック・ハリスによるアカデミー賞のCM。
注目の授賞式は2月23日!(日本時間)
実は今年、数えで33歳になる本厄女で、その厄が新年早々、どんどん降りかかっている感じです。
「あぁ、厄おそるべし」と身をもって体感しており、その厄処理(後処理)に追われています。
今週末、川崎大師に厄除けに行くので、それで何か変われば・・・。
まぁ、変わったら変わったで、「それまでに起こったネガティブなことは全部私のせいだった」というのが証明されてしまうので、それもそれで困りものですが。
私の厄の話なんてどうでもよくて、先日、第87回アカデミー賞ノミネートが発表されましたね!
作品賞部門で下馬評が高いのは、リチャード・リンクレイター監督の渾身の作品『6才のボクが、大人になるまで。』。
足掛け12年に及ぶ撮影、400人以上にわたるキャスト・スタッフとのコラボレーションで作り上げたヒューマンドラマは、
たぶんこれまでも多くの監督や脚本家がやりたかった企画を、見事に一本の作品に仕上げた力作。
「12年間、おんなじ役者を使って毎年撮影してたの・・・!?」と聞くと、
その労力に眩暈すら感じますが、力を入れているところなんて見せずに、サラリと画面にまとめているのも、リンクレイター監督らしくて素敵です。
まだ日本公開前、私も飛行機内で見たのですが、この映画、特に機内で見るのをオススメします。
上映時間約3時間と長いので、見終わったときには「あれ、もうこんなに経ってる!」と感じます(笑)
日本では『バベル』の監督としても有名なアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の最新作、『バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡)』も気になります。
いったいどういう映画で、何が待ち受けているのか?
味のあるキャスト陣も豪華で、青春映画から大きくなったエマ・ストーンが助演女優賞にノミネートされているのも、うれしいです。
鬼のドラム教師を演じるJ・K・シモンズの怪演が話題の『セッション』も期待大。
予告編からも、そのほとばしる狂気や熱といったものが伝わってきますよね。
大好きな映画の脇役には必ずJ.K.シモンズあり、というぐらいだったので、
ついにちゃんと評価される場がきたことに、一ファンとしてエールを贈っています。
そして忘れてはいけないのが『Selma(原題)』。
セルマとは、マーチン・ルーサー・キング牧師が、ワシントンまでの行進を始めたスタート地点の街の名前。
"血の日曜日"と呼ばれている流血事件が起こった場所で、
この事件をきっかけに、自由と平等を訴えるマーチ(行進)が始まり、公民権運動をプッシュすることとなりました。
作品賞にはノミネートされましたが、そのほかの監督&俳優部門では一切名前が挙がらなかった『Selma』。
去年は『それでも夜は明ける』が作品賞となり、助演のルピタ・ニョンゴが助演女優賞を獲得し、
他部門でも俳優、スタッフたちが評価されましたが、今年は『Selma』チームが作品賞以外、ひとつもノミネートされていないことに、
「アカデミー賞はやはり排他的」という意見も聞こえています。
"Divercity"(多様性)という言葉が大きく謳われ、とても大切にされているアメリカ。
人種に加えて性別も差別がないようにしていこうと訴えていますが、
『Selma』のエバ・デュバーネイ女性監督も、
『Unbloken(原題)』のアンジェリーナ・ジョリーも、ノミネート対象とはなりませんでした。
2012年のロサンゼルス・タイムス紙によれば、
アカデミー賞会員の実に95%が白人、77%が男性、50歳以下の会員は全体のわずか14%だそうです。
(Variety誌より)
ただし、排他的とみられているアカデミー賞も、今年の司会はゲイを公言しているニール・パトリック・ハリス。
(去年がエレン・デジュネレスだったと考えると、特筆すべきことでもないんですけど)
ノミネート作品・候補者の多様性が残念ながらあまり広がらなかった今年、
ここだけでも風通し良くあってほしいと思います。
ニール・パトリック・ハリスによるアカデミー賞のCM。
注目の授賞式は2月23日!(日本時間)